Tessa Virtue & Scott Moir on Q TV 【後半】

Tessa Virtue & Scott Moir on Q TV (CBC radio)
http://www.youtube.com/watch?v=Vvvty-7zV9s

2010/11/03

# 聞き取り間違い、訳ミスがあったらごめんなさい


<続き>

Jian Ghomeshi:
あなたが彼女の才能と強靭な意思について語る時の熱心さ、深い尊敬の念は見て明らかですが、その当時は怒っていたのですか?それは彼女に対して?それとも彼女が怪我に至った運命に対してでしょうか。

Scott Moir:
そうですね、怒りを感じていたのは運命の方だと思います。「なぜ、どうしてこの時期に?」他のどのタイミングでもなく「なぜいま僕らにこれが起こっているのだろう?」…僕は彼女が手術を受け、医療的な処置を経なければならないことを理解していたのに、可笑しいですよね。ただ、復帰の目標日を何回も設定し、その日が来るたび延期になった、滑ることができない…こんな状況でした。そして、僕らは完全に対処方法を間違えていました。まあ、いまふり返って初めて間違えていたと言えるのですが…今回は時間をたっぷりかけて、より対応も楽になっています。二人で一緒に教訓を得たから。物事は起こるべくして起こる、といったところかもしれません。僕らが五輪で一心同体になるには、あの時の破綻が必要だったのでしょう。

Jian Ghomeshi:
テッサは連絡をくれないスコットに対して、怒っていましたか?

Tessa Virtue:
はい。少し。そしてたぶん…いま思うと、私は自分の状況を彼にちゃんと説明できていなかったのでしょう。自分がどれくらいの痛みを感じているか、彼に知られたくなかった。私は大丈夫なんだ、スケートできるんだと彼には思っていてほしかった。それが落胆に拍車をかけるとは気づかずに…ある意味、正直さを失うことで、私達にとって大切だった、開かれた信頼関係が犠牲となり、二人の間に大きな亀裂が生じてしまいました。リンクへ戻った時、私たちはお互いに、どう声をかけていいのかすら分かりませんでした。「こんにちは」「元気?」それとも「二ヶ月半どうしてたの?」…とても変な状態で、元に戻るまで長い時間がかかりました。

Jian Ghomeshi:
カウンセリングもやったのでしょう?カップルカウンセリングとか?

Tessa&Scott:
はい(笑)

Jian Ghomeshi:
君たちは、ここアンダーライン引くけど、ロマンティックな意味でのカップルではないんだよね。でも結婚カウンセリングをやったの?

Scott Moir:
ええ。ミッシガンに結婚カウンセラー兼スポーツカウンセラーの方がいます。そこへ通って、両方がユニークに混在した視点でのセッションを受けました。テッサと僕は五輪に対して死に物狂いだったので、例え何があろうと準備万端で挑むつもりでした。そのためにはサイコロジストが助けになるだろうと思い、本当にそうでした。僕らが元通りの二人へ戻るため必要なツールを与えてくれたのです。

Jian Ghomeshi:
オンアイスとオフアイスの関係はどう折り合いつけてるの?君は氷上でロマンティック・カップルの役割を演じていると言っていたけど、それは大いに成功しているね。みんな君たちに対して「あの二人を見て!狂おしいほどの恋に堕ちてるわ」みたいなことを言います(笑)それをオフアイスでも期待されたりすると思うのですが、どう対処していますか?撮影でもほとんどの写真で密着して、まるでカップルのように撮られていますよね。

Tessa Virtue:
段階的なプロセスですね。私たちの関係は時間をかけて培われてきました。オフアイスであろうとオンアイスであろうと、お互いが必要なのです。いまはその関係性を尊重し、お互いをより尊重するようになっています。スコットには何でも相談できます。いつでも彼がサポートしてくれる、どんな話をしてもアドバイスをくれる、という信頼感…もちろん、それがあって当然のものとは思いません。説明するのはむずかしいですね…私が7歳の頃から彼は一緒で、共にいろいろ乗り越え、数え切れないほどの体験をしてきました。私が経験してきたことを全て知っているのは、スコットだけなのです。

Jian Ghomeshi:
スコットはどうですか?世間にロマンティック・カップルと見られることで困ったりしませんか?

Scott Moir:
いいえ、そんなに。なんていうか…

Jian Ghomeshi:
彼女はそんなに悪くないぞって?(笑)

Scott Moir:
ええ(笑)そうですね、そこが僕らの関係性のクールなところだと思うのです。ロマンティックな関係でないにも関わらず、とてもパーソナルです。本に書かれている通り、ちょっと他と比べようのない特別な関係です。人に「カップルになるべきだよ」と言われたりしても、それほど驚きません。馴れている、というのもありますが・・・要するにそれで不快になったりしない、ということが言いたいんです。

Jian Ghomeshi:
お二人は20代前半までの多くをトレーニングに捧げてきました。普通のティーンエイジャーが体験するようなことを、だいぶ犠牲にしてきたのではないかと思います。テッサはナショナルバレエ団へ入る進路を諦め、その道へ入るチャンスを逃すことになりました。いままでスポーツへ捧げてきた時間と、それによって失ったものについて、どのように感じていますか。

Tessa Virtue:
つい最近、車での移動中に、スコットとそのことについて長い会話をしました。普通の学校生活を逃したことは確かです。ソーシャル・ライフをだいぶミスしています。スポーツに打ち込んでいると、それに取りこまれ、視野が狭くなり、普通の生活とのバランスを失いがちになります。だから競技以外の友達と過ごしたり、家に戻って家族と会ったり…できる限りのバランスを保とうと意識しています。あと私はパートタイムで大学に通っており、それが凄く良いです。そこで可能な限りリンク外での社会的なネットワークを広げようとしています。趣味のゴルフやダンスなどに打ち込めるのも大切。なるべく普通の生活の視点を維持しようと心がけています。ただ、なかなか難しいことでもあります。

Jian Ghomeshi:
スコットはどうですか?

Scott Moir:
そうですね、確かに普通の生活ではありませんでした。ただテッサともよく話すのですが、(たとえもう一度選べても)きっと違う選択はしなかったでしょう。世界中を訪れるような機会を得られて、僕らはとてもラッキーだと思います。

Jian Ghomeshi:
一番最近、「こんなことやりたかったな」と思ったことは?

Scott Moir:
ええっと(笑)

Jian Ghomeshi:
友達と一緒にやりたかったこととか…

Scott Moir:
うーん。故郷へ戻ってバディー達と会うときかなぁ…仕事から帰って来る彼らを見ると「あー、君たちは堅実だな。この先の人生設計もできているんだな」と思います。僕は、それとはかけ離れているから。羨ましくなることもあるし、「まだいいや」と思うこともあります。

Jian Ghomeshi:
あと残り一分になりましたが、この先の人生について語ってもらいましょうか。テッサ、パートタイムで大学に通っているそうで、いくつか希望の進路についての噂を聞きました…ファッションに興味あるとか、あるいは法律を学びたいとか…法律学校とスケートとの両立は難しそうですね。

Tessa Virtue:
そうですね。私の夢はフルタイムで学校に通うことで、人にもよくそう話しています。学業をきちんと終えて、他にもいろんな体験をしたい。学校はすばらしいプロセスとなるでしょう。法律に関わる仕事をしたいかどうかは、まだ分かりませんが、そんな希望を持っています。

Jian Ghomeshi:
それは、近い将来スケートを続けているかどうか、分からないということ?

Tessa Virtue:
「近い将来」はスケートを続けます。今シーズンは競技への復帰をコミットしていますし、それが叶わなくてもショーには出る予定です。ただ、スケートは長いこと私たちの人生の大半を占めていました。そろそろ新しい章を開き、新しいことに挑戦してみるのもやぶさかではありません。

Jian Ghomeshi:
スコット、次のオリンピックは?

Scott Moir:
それはロマンティックカップルのやつと同じくらい、よく聞かれる質問ですね。次の五輪にも、ぜひ出場したいという思いはあります。ただ大分先の話です。4年も先を見据えるのは難しい。この先は一年単位で考えながら、様子を見ていきたいと思います。

Jian Ghomeshi:
一緒に法律学校へ通うというのはどう?

Tessa&Scott:
(笑)

Jian Ghomeshi:
ロマンティックカップルの代わりに法学デュオになれるかも。今日はお会いできて嬉しかったです。いろんな人に君たちの人柄が素晴らしいと聞いていたけど、同じ部屋にいるだけでそれを感じました。出演ありがとう。

Tessa Virtue:
こちらこそありがとう。光栄です。

06:58 am, by lyrico